【インタビュー】店舗集客を成功に導くGoogleマイビジネス戦略とは

Googleマイビジネス事例インタビュー

Googleマイビジネスの登録代行と独自のレポーティングを提供する当社のサービス【Googleマイビジネスマネージメントサービス】を導入いただいている、株式会社エー・ピーカンパニーの執行役員 海外・新規事業本部長の野本様にインタビューをさせていただきました。

リアル店舗へのGoogleマイビジネスのデータの活かし方や、インターネットマーケティングを駆使したレッドオーシャン市場を勝ち抜くヒントになるお話など、経験に基づく貴重なお話を聞くことができました。

レッドオーシャン化した飲食業界の広告の難しさ

野本様
株式会社エー・ピーカンパニー 海外・新規事業本部執行役員 野本様

ー野本様の担当されている業務を教えてください

 複数の事業を担当しています。国内に関しては、中核となっている3,500~4,000円の価格帯の「塚田農場」や「四十八漁場」ではなく、地鶏を使った焼鳥ブランド「焼鳥つかだ」「希鳥」や最上鴨を味わっていただける「Na Camo guro」、宮崎県のアンテナショップ内にある「くわんね」等、客単価の価格帯が4,500円以上の業態と、逆に3,000円未満の「やきとりスタンダード」や立ち食い寿司「立ち寿司横丁」などを担当しています。
 加えて海外事業全般も担当しており、現在はシンガポール、インドネシア、香港、ハワイ、アメリカ西海岸に出店しています。

ーマーケティング業務においてポイントにされていることはありますか

 国内に関しては、「塚田農場」などのように競合店がチェーン店となりがちな居酒屋業態ではなく、個人店や中小規模の企業が展開する店舗が多い低価格・高価格の価格帯が担当のため、また違った戦略が必要となります。
 大資本ではなくても食べログやぐるなび対策はやっていますし、Googleマイビジネスを含むクチコミの星の数対策等、無料で出来るものも増えてきています。そもそも参入障壁が高くない業界ではありましたが、マーケティング業務を開始するハードルが低くなったことで、より一層レッドオーシャン化してきている難しさがあります。なので、今までのノウハウに頼り過ぎず様々なチャレンジをしています。

ー飲食業界も広告の割合はネットにシフトしていると思いますが、御社でのネット広告の取り組みについてお聞かせください

 様々なネット媒体への掲載はやりつつ、Toreta nowやDineなどアプリからの集客もいち早く取り入れています。
 一方でGoogleや、SNSでの取り組みもやりつつ、その中で「ぐるなび」や「食べログ」に続く新たなクチコミのプラットフォームとしてGoogleマイビジネスは注目しています下手をすると、いつの日かGoogleマイビジネスが覇権を取って代わる日が来ないとは限らないと私は思っています。

2カ月で500件のクチコミを獲得し感じたGoogleマイビジネスの集客効果

インタビュー中の風景_02

ー飲食業界でGoogleマイビジネス対策に力を入れている企業は少ない印象です

 それほど多くないと思います。特に個人店のレベルでも食べログにしか注力していない印象です。Googleマイビジネス内の評価点を主体的に上げる取り組みをしている会社はこれから増えていくと思いますが、まだ少数です。

ーそもそも野本様がGoogleマイビジネスに注目したきっかけは何だったんですか

 前職は飲食ではない婚礼関連サービス系の会社で、集客はほぼ全てウェブで行っていたんですが、会社としては覚えのない悪いクチコミがネット上に見受けられるようになってきまして、、、、言いがかり的な感じの内容ではあったものの、さすがに削除依頼をしても取り合ってもらえず、でもそれが目につくからお客様が来店されるハードルになってしまうという状況だったのです。

ー対応が難しいところですね

 発想を変えて「残念なクチコミは書かれやすいのに喜んでもらえているクチコミがないほうが問題。確かに結婚の前後は忙しいから口コミをする暇もなかなかないだろうが、沢山の満足頂いているお客さまの声が埋もれてしまうのは悲しい」という話を会社で皆にしまして。「喜んでくださっているお客様の良質な口コミもちゃんと見てもらおう」という発想に切り替えてその為の取り組みを始めました。
 各店舗でお会計をするまでの間に手持ちぶたさの時間が生まれていたので、GMBのクチコミを書きこめるページにダイレクトアクセスできるQRコードを用意し、「よろしければここからクチコミをお願いします」という形で増やしていきました。そうしたら、2カ月で500件以上のクチコミを書いていただけました。200件以上の件数、平均点数が4.7点以上の店舗も複数でてきました。

ーそれはすごいですね!なかなかない点数とクチコミ数です。

 当然残念なクチコミも中にはあり、そこは真摯に受け止め改善しつつ、着実にご満足いただいたお客様からのクチコミも積み重ねていったんです。そうすると、明らかにそれまでよりお客様の来てくださるの数が増えたんですね。やっぱり一度HPとかを見たとしたとしても、残念なクチコミを見ちゃうことがあったら最終的に予約しないと思うんです。でも反対にいいクチコミがあれば迷っている方でも「ここにいきたい!」となる。Googleマイビジネスのクチコミの件数と平均点が上がったことにより、その部分は大きく感じたこともあり、転職業界・会社が変わった今も注力しています。
 当然、「ぐるなび」や「食べログ」、高級価格帯だと「一休.comレストラン」などの媒体は大事ですが、「いつかGMBに覇権が代わる日が来ないとは限らない」とも思っていますので、そうなったときに困らないように着々と力を注いでいます。

当社独自の時系列データを、ブランド認知度チェックに活用

ーその中で当社のサービス【Googleマイビジネスマネージメントサービス】を導入いただきました。

 Googleマイビジネス本体の管理画面ですと、検索の回数などのデータを時系列で見れないという不満を持っていました。そこを御社のシステムですと見ることが出来たので利用を決めました。

【Googleマイビジネスマネージメントサービス レポートサンプル】
時系列レポート

また私の担当の場合、個々の店別に見ているので活用していませんが、チェーン店のように何十店舗もあるようなところですと、クチコミのリスト化の仕組みは役に立つと思います。

ーGoogleマイビジネスマネージメントサービスから抽出したデータを、実際の店舗はどのように活用していますでしょうか

 各店舗の店長や幹部とのミーティング時にこちらのデータを見せています。その際店舗別の傾向を見ていくわけですが、その際注目するデータのひとつが直接検索の数です。ブランド力の高さを示す数値になりますので、中長期的な目線を持ってもらう為にも、「直接検索数が増えるように頑張ろう」といっていますおかげさまで直接検索数は右肩上がりで伸びています。

今後のローカルフォリオへの期待

インタビュー中の風景_03

ー弊社サービスの[Googleマイビジネスマネージメントシステム]に関して、機能面で追加して欲しい点はございますか

 Googleマイビジネスのマネージメントとローカル検索広告、そこに加えLP制作と予約台帳システムをワンストップソリューションとしてサービス展開できると今までにない付加価値の高いサービスになると思います。実はシンガポールには「食べログ」のような影響力の高い飲食向けのクチコミサイトがない中でGoogleマイビジネスが影響力を得つつあり、このようなソリューションをシンガポール内のみで提供している会社があり、お付き合いをするなかで日本でも是非同じようなことをやりたいと思っていたので。

ー弊社のサービス使っていただいて長くお付き合いいただいておりますが、弊社にどのような印象をお持ちでしょうか

 結果へのコミットと、クライアントファースト、新しいことへのチャレンジ精神、この3つじゃないですかね。
 結果へのコミットは私と御社の社長が知り合いだから手厚く対応してもらってるのかもしれませんが(笑) クライアントファーストに関しては、御社の売り上げの為に新しいサービスをドンドン勧めることはなく、合わないサービスに関してはお勧めしないとハッキリ言ってくれるし、合うサービスだけをしっかり提案してるれるところは素晴らしいと思っています。 また、常に新しい会社の姿とか新しいサービスを追い求めているところは、クライアントではあるもののサービス業にいる身として刺激になっています。

クチコミプラットフォームとしてのGoogleマイビジネスへの期待と将来性

ー最後に、野本様はマーケテイングを通じて御社の中で何を実現していきたいですか

 事業責任を持っているので、マーケティングに絞って何かというものはありません。ただ、ネットというのは今後より一層お客様に自店舗・自ブランドの魅力を伝えていき、ご来店いただくのに有効なツールとなるのは明らかです。
 ただ、これは前職でマーケティング担当をしている際に学んだのですが、結局ネットの世界はGoogleが世の中をどうしていきたいかに影響される部分が多大にあるのは事実。なので、何かが変わったときに大慌てする前に、早め早めに手を打っておくことが必要だと思っています。これは飲食に限らないことではありますが、お客様への影響力を与えるメディア・媒体の覇権がどんどん変わっていく中、誰が覇権を握ってもいいようにちゃんと使ってみて、理解して、備えておくという感じです。なので、どんな新しいプラットフォームが出来たとしても、それに対応出来る知見と組織は作っておきたいですね。

 多分、飲食業界にもGoogleの波が一度は押し寄せてくるはずで、もうそれは始まりつつあるのかもしれません。今はそこの変化にはしっかり対応していきたいというだけです。特に私の担当している価格帯はネットがあることによる恩恵を小規模資本でも受けやすいので、下手すると10年後にはまた今とは違った姿になっているのではないかな、そしてその時に「あの時から準備しといてよかったね」と言えるといいなとは思います。

まとめ

Googleマイビジネス関連でよくあるMEOの話ではなく、Googleマイビジネスの本質的なマーケティングへの活かし方、他プラットフォームとの比較や未来展望まで、ネットマーケティングに携わる者としてとても参考になるお話をしていただきました。

また、当社のGoogleマイビジネスマネジメントサービスの現場での活用方法も共有頂き、とても有意義なインタビューとなりました。