Facebook広告の費用の目安は?事例とシミュレーション方法

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初めてFacebook広告を配信してみようとお考えの方にとって、どのぐらいの広告費がかかるのか? そもそも、何に対して広告費を支払うのか? などが、気になるのではないでしょうか。

Facebook広告では、1回クリックされたら、動画を10秒再生されたら、などのタイミングで広告費の支払いが発生、つまり、課金されます。

「なるほど、じゃあ、例えば50,000円使ったら、何回クリックされるんだ?」のような疑問を抱かれる方も多いでしょう。
実は、Facebook広告では、あなたも簡単に広告費の目安をシミュレーションすることができるのです。

そこで、ここでは、Facebook広告の費用にフォーカスして、広告配信に必要な費用や課金の種類、そして、シミュレーションの方法までを、わかりやすくご紹介します。
本記事の前半(1章から3章)でFacebook広告の費用に関する知識をご紹介し、後半(4章)でシミュレーションを実践していきます。

本記事をお読みいただくことで、Facebook広告の費用に関する知識と、シミュレーション手法を身に付けることができます。

※本記事のスクリーンショットや公式ヘルプページ情報は、2018年4月末時点のものです。今後のアップデートにより、画面が異なる可能性があります。

1.Facebook広告を出すための最低金額と推奨金額

最初に、Facebook広告を出すための最低金額と推奨金額に関して、ご紹介します。

これからFacebook広告を始めてみようとお考えの方にとって、次のようなことが気になるポイントではないでしょうか
Facebook広告は、いくらから始められるのか?(最低金額)
初めてFacebook広告を出す場合、いくらで始めれば良いのか?(推奨金額)

ここでは、その疑問にお答えしていきます。

1-1.Facebook広告は1日100円から始められる

Q:Facebook広告は、いくらから始められるのか?
A:1日に使用する広告費が、100円から配信することができます。

Facebook広告では、1日に使用する上限の広告費を設定できます。
この設定を、「1日の予算」と呼んでいます。

1日の予算は、100円からしか設定することができません。したがって、1日に100円から始められます。

例えば、1日の予算を1,000円に設定した場合、広告配信開始後、1日に1,000円使用したら、その日の配信が停止されます。

ただし、公式ヘルプに記載されている通り、Facebookのシステムが広告の効果を多く得るために、1日の予算を最大で25%超過するケースもあります。
このケースが発生したとしても、Facebookのシステムが1週間の平均で予算をオーバーしないように調整してくれるので、安心です。

facebook business 1日の予算

参考:facebook business 1日の予算について

1-2.初めてFacebook広告を出すときは月30,000円から始めてみる

Q:初めてFacebook広告を出す場合、いくらで始めれば良いのか?
A:まずは、月30,000円から始めてみましょう。また、シミュレーションしてみることも大切です。

弊社では、最低でも月30,000円からの配信を推奨しています。

Facebook広告は、1日に100円から配信できるとは言え、月3,000円で始めてみるのはオススメできません。
Facebook広告には、広告を効率よく配信してくれる自動最適化のような機能が備わっています。少額すぎると、Facebookのシステムが学習するだけのデータ量を得ることができません。

2章でご紹介する一例にもありますが、月30,000円あると、ある程度のインプレッション数(広告の表示回数)を得られる可能性が高いので、初めての場合は、月30,000円からを推奨しています。

ただし、実際には、月30,000円で得られるインプレッション数やクリック数は、業種や配信エリア、どのような人に広告配信するか、などの要素で大きく変動はしますので、月30,000円で得られたデータを基にして、予算を再検討していきましょう。

また、Facebook広告では、どのエリアにいる、どのような人に広告配信したいかを入力すると、「だいたい これぐらいの人に広告を配信できて、これぐらいのクリックが得られそうです」というシミュレーションを、無料で誰でも行うことができます。
初めてFacebook広告を出す場合は、一度、シミュレーションをしてみて、費用を検討することも大切です。
シミュレーションの方法は、【4.Facebook広告の費用シミュレーション実践】で、ご紹介します。

2.Facebook広告の費用例

次に、弊社でのFacebook広告の費用例をご紹介します。

冒頭でお伝えした通り、1章から3章でFacebook広告の費用に関する知識をご紹介しますが、費用例をご覧いただくことで、これぐらいの費用を使っている企業がいるのね、という大まかなイメージを抱いていただければ幸いです。

下表に、いくつかの業種・サービスに関して、配信期間、使用した広告費、インプレッション・クリック数などを記載しました。

費用例

表内に「広告表示1,000回あたりの課金額」と記載していますが、課金の種類は、全部で6種類あり、後述の【3-2.Facebook広告の課金種類6つ】で、ご紹介します。

なお、あなたが一覧表に挙げた事例と同じ業種・サービスだったとしても、配信エリアや配信時期、狙っているターゲット層(ユーザー像)、広告の良し悪し、ターゲティングの使い方などによって、1,000回表示されたときに課金される金額は変動しますので、あくまで参考数値としてご覧ください。

3.Facebook広告の課金の種類と選び方

冒頭でお伝えしたFacebook広告の費用に関する知識の内、最後のパートは、Facebook広告の課金についてです。

例えば、1日の予算を1,000円としたとき、その1,000円は、何に対して支払っていくのか?
これが、課金という言葉の意味です。

Facebook広告には課金の種類が6つあるのですが、ここでは、その選び方と、6つの詳細をご紹介します。

3-1.課金の種類はFacebookが自動的に決めてくれる

この後、6つの課金の種類をご紹介しますが、初めてFacebook広告を配信される方にとっては、どれを選択するべきなのか、悩まれることでしょう。

ご安心ください。
Facebook広告では、管理画面で選択した内容に合わせて、課金の種類が決定される仕組みになっています。
管理画面で設定を進めていくと、自動的に課金の種類が決まるので、特に悩む必要はありません。

ケースによっては、自動的に決まった課金の種類を変更することも可能ですが、初めてFacebook広告を出す方は、自動的に決まった課金の種類を変更せずに、配信することを推奨します。

3-2.Facebook広告の課金種類6つ

続いて、課金の種類を見ていきましょう。
課金には、以下の6種類があります。

(1)クリック課金
(2)インプレッション課金
(3)動画の10秒再生課金
(4)動画の2秒以上の継続的な再生課金
(5)アプリインストール課金
(6)ページへの「いいね!」課金

(1)クリック課金

1つ目は、クリック課金です。

クリック課金では、広告がクリックされたときに課金となります。
CPC(Cost Per Click)課金とも呼ばれています。

(2)インプレッション課金

2つ目は、インプレッション課金です。

インプレッション課金では、広告が1,000回表示されたときに課金となります。
CPM(Cost per Mille)課金とも呼ばれています。

(3)動画の10秒再生課金

3つ目は、動画の10秒再生課金です。

動画の10秒再生課金では、下記のケースで課金となります。
・動画が10秒以上再生されたとき
・10秒未満の動画は、全体の時間の97%以上再生されたとき

参考:facebook business 動画の10秒再生数

(4)動画の2秒以上の継続的な再生課金

4つ目は、動画の2秒以上の継続的な再生課金です。

動画の2秒以上の継続的な再生課金は、2018年3月末に登場した新しい種類です。
動画の時間が3秒以上の広告で使用でき、動画が2秒以上再生されたときに課金となります。

私の管理画面では、「NEW」というアイコンが付いており、本記事を執筆時点では、段階的に導入されているようで、利用できない方もいるはずです。

2秒以上の再生課金

(5)アプリインストール課金

5つ目は、アプリインストール課金です。

アプリインストール課金では、Facebook広告経由でアプリがインストールされたときに課金となります。

アプリインストール課金を選択するためには、Facebook SDKと呼ばれるものをアプリに実装する、アプリと広告アカウントをリンクする、などの特別な作業が必要です。

(6)ページへの「いいね!」課金

6つ目は、Facebookページへの「いいね!」課金です。

Facebookページへの「いいね!」課金では、Facebook広告経由でFacebookページに「いいね!」されたときに課金となりす。

4.Facebook広告の費用シミュレーション実践

ここまでで、Facebook広告の費用に関してイメージいただけましたでしょうか。
ここからは、Facebook広告の費用シミュレーションに関して、ご紹介していきます。

Facebook広告では、広告費の目安を簡単に、無料でシミュレーションすることができます。
最初に、シミュレーションから得られるデータをご紹介し、その後で、そのデータを得るために必要な準備と、画面の操作方法を見ていきましょう。

4-1.シミュレーションで得られるデータ
4-2.シミュレーションするための事前準備
4-3.シミュレーション画面の操作方法

4-1.シミュレーションで得られるデータ

シミュレーションすることで、例えば、次のようなデータを得られます。

(例1)1日の予算を「1,000円」に設定したときのクリック数

1日の推定-クリック

1日の推定結果という画面が表示されて、クリック数の推定値は、「最小値:13、最大値:76」というシミュレーション結果を得られます。

(例2)1日の予算を「1,000円」に設定したときの動画の再生数

1日の推定-動画

1日の推定結果という画面が表示されて、動画の10秒以上の再生の推定値は、「最小値:300、最大値:1,500」というシミュレーション結果を得られます。

シミュレーション結果は、1日の予算を変更したり、広告の配信設定を変更したりすると、変動します。

例えば、1日の予算を変更したり、広告の配信設定を変更したりして、月に1,000クリック獲得するためには●●円必要かな、月に30,000回の動画を視聴してもらうためには●●円必要かな、という費用を知ることができます。

なお、1日の推定結果に表示される「リーチ」とは、広告を最低1回見た人の数を指します。
「インプレッション」と混同されがちですが、同じ人が1日に2回、広告を見た場合、インプレッション数は 2 とカウントされますが、リーチは1となります。

4-2.シミュレーションするための事前準備

前述のシミュレーション結果を取得するために、シミュレーションを実践していきましょう。
とはいっても、いきなりシミュレーションできるわけではありません。
シミュレーションを実践する前に、最低限、以下の2つの準備が必要です。

(1)Facebookアカウントを用意する
(2)広告を配信するユーザー層を決める

(1)Facebookアカウントを用意する

1つ目の準備は、Facebookアカウントを用意することです。

Facebookアカウントのみ用意すれば、シミュレーションすることができます。
これは、プライベートで使用しているFacebookアカウントで問題ありません。
プライベートのFacebookアカウントでシミュレーションしますが、シミュレーション費用や広告費などの料金は一切発生しませんので、ご安心ください。

もし、まだFacebookアカウントをお持ちでない場合は、Facebook公式ヘルプページを参照し、作成しておきましょう。

Facebookヘルプセンター 新しいアカウントの作成

(2)広告を配信するユーザー層を決める

2つ目の準備は、広告を配信するユーザー層を決めることです。

シミュレーションする上で、どこの、どんな人たちに広告を配信して、何を達成したいのか、などが必要になりますので、事前に整理しておきましょう。

ここでは、架空のフィットネスクラブのケースで考えてみます。あなたのビジネスも、事例に沿って整理していきましょう。

■広告主の業種・サービス
フィットネスクラブ

■広告主の状況
東京都八王子市、八王子駅近くにオープンしたばかり。
プール併設、スタジオプログラム・トレーニングマシンも充実の総合フィットネスクラブ。

■Facebook広告を配信する目的
フィットネスクラブの認知度を上げたい。
特に、八王子市近隣に住んでいる人に魅力を伝えたい。

■どのように認知度を上げるのか
・多くの人にフィットネスクラブのウェブサイトへ来てもらう
・多くの人にフィットネスクラブの様子がわかる動画を見てもらう

■広告を配信するユーザー層
性別:男性、女性
年齢:25歳~50歳
住んでいる地域:東京都八王子市、日野市
職業:会社員、専業主婦
最近の関心事:健康管理・体力維持のためにフィットネスクラブを検討している。

マーケティング施策において、ペルソナを描くことは重要とされています。
しかし、シミュレーションを行う段階であれば、上記のように、おおまかな人物像を決めておけば問題ありません。

―――ペルソナとは?―――
企業・サービスのターゲットとなる顧客像のことであり、氏名・年齢・職業・居住地・趣味や価値観・最近の悩み・使っているデバイスなどを詳細に描いた(仮定した)人物像のことを指します。
――――――――――――

以上で、シミュレーションするための事前準備は完了です。

4-3.シミュレーション画面の操作方法

ミュレーションの事前準備ができたら、いよいよ、シミュレーションを実践していきましょう。

前述の事例に沿って、シミュレーションしていきます。
このケースでは、フィットネスクラブの認知度を上げるために、下記の2つを実現することをめざしています。
(1)多くの人にフィットネスクラブのウェブサイトへ来てもらう
(2)多くの人にフィットネスクラブの様子がわかる動画を見てもらう

この2つのケースは、別々のシミュレーションになるのですが、ほぼ同じ操作手順で、シミュレーション結果にたどり着けます。

まず、パソコンのFacebook画面を開いて、プライベートのFacebookアカウントでログインします。
画面右上にある▼マークをクリックし、「広告を掲載」を選択します。

広告を掲載

画面が、「広告マネージャ」と呼ばれるFacebook広告の管理画面に切り替わります。
最初に表示されている画面は、「広告の目的」を選択する画面です。

広告の目的

今回のケースに関しては、以下のように選択します。
(1)多くの人にフィットネスクラブのウェブサイトへ来てもらうシミュレーションでは「トラフィック」を選択
(2)多くの人にフィットネスクラブの様子がわかる動画を見てもらうシミュレーションでは「動画の再生数アップ」を選択

※2種類のシミュレーションを一度に行うことはできませんので、どちらかを先に試した後に、最初の画面に戻ってから残りの一方を試す流れとなります。

シミュレーション-広告の目的

なお、「広告の目的」に関しては、別記事でご紹介していますので、ご参照ください。

参考:初めてでも安心!Facebook広告の出し方6ステップと注意すべきこと3つ

「トラフィック」もしくは「動画の再生数アップ」を選択すると、「広告キャンペーン名」を入力する画面が表示されます。
広告配信する上では、わかりやすい名前を設定しますが、シミュレーション段階では、何も変更せず、そのまま「次へ」をクリックして構いません。

動画の再生数アップ

次の画面で、広告を配信するユーザー層を設定していきます。

地域の項目では、「八王子」と入力して、表示された「東京都 八王子市, Tokyo」を選択します。

地域-八王子市

続いて、「日野市」も追加します。
ここで注意点があります。「日野市」は漢字で、「日野」と入力しても表示されません。
「hino」とアルファベットで入力すると、選択肢に表示されます。

地域-日野市

2018年5月1日時点で、日本の地域名は日本語で検索しても選択肢に表示されないものが存在しています。
一旦、日本語で検索してみて表示されなかったら、アルファベットで検索してみてください。

続いて、「年齢」「性別」を選択します。
今回のケースでは、男性・女性、25歳~50歳を選択します。

年齢-性別

次に、「詳細ターゲット設定」を設定します。
詳細ターゲットとは、子どもの有無や、働いている業界、趣味や関心のあること、などで広告を配信するユーザー層を絞り込める設定のことを指します。
今回のケースでは、「フィットネス」に興味がある人を設定してみます。

詳細ターゲット設定

参考:facebook business 詳細ターゲット設定について

次に、「配置」という項目があります。
配置とは、広告を配信する場所のことを指します。

配置

ここは、上図の通り、「自動配置(推奨)」を選択して問題ありません。
(推奨)と表記されている通り、Facebookが推奨している選択肢になります。

シミュレーションで使用・設定する項目の最後は、「予算」です。

予算

とりあえず、「1日の予算」を1,000円と入力してみましょう。

以上、ここまでの項目を設定すると、下図のような「1日の推定結果」というデータが表示されます。

(1)多くの人にフィットネスクラブのウェブサイトへ来てもらうシミュレーションの場合

1日の推定-クリック

(2)多くの人にフィットネスクラブの様子がわかる動画を見てもらうシミュレーションの場合

1日の推定-動画

シミュレーションで設定した内容と、推定結果をまとめると以下のようになります。

(1)多くの人にフィットネスクラブのウェブサイトへ来てもらうシミュレーションの場合

■シミュレーションの設定内容
広告の目的:トラフィック
性別:男性、女性
年齢:25歳~50歳
住んでいる地域:東京都八王子市、日野市
趣味・関心:フィットネス
1日の予算:1,000円

■1日の推定結果
クリック数の推定値は、最小値:13、最大値:76

(2)多くの人にフィットネスクラブの様子がわかる動画を見てもらうシミュレーションの場合

■シミュレーションの設定内容
広告の目的:動画の再生数アップ
性別:男性、女性
年齢:25歳~50歳
住んでいる地域:東京都八王子市、日野市
趣味・関心:フィットネス
1日の予算:1,000円

■1日の推定結果
動画の10秒以上の再生の推定値は、最小値:300、最大値:1,500

この状態から、例えば、以下のように設定を変えてみると、1日の推定結果も変動します。

・性別を女性だけに変更してみる
・年齢を25歳~60歳に変更してみる
・趣味・関心に、「ピラティス」や「スイミングプール」などを追加してみる
・1日の予算を1,500円に変更してみる  など

このような調整をしてみて、例えば、月に1,000クリック獲得するためには●●円必要かな、月に30,000回の動画を視聴してもらうためには●●円必要かな、という費用を知ることができます。

ただし、あくまでFacebookシステムが導き出した大まかな推定値のため、結果を保証するものではありません。
必ずシミュレーション通りの結果になるわけではないので、参考値としてとらえておきましょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

冒頭で記載した通り、以下のゴールをめざして ご紹介してきました。
・Facebook広告の費用に関する知識を習得する
・広告費の目安をシミュレーションする

シミュレーションは無料で簡単にできるので、Facebook広告の配信を検討されている方は、一度、試してみることをオススメします。

本記事が、Facebook広告を配信する上での参考になりましたら、幸いです。