Facebook広告の種類15個を解説!期待できる効果別の一覧表付き

Facebook広告の配信を検討されている方にとって、「どのような広告の種類があって、どれを使えばいいのか?」が、悩まれるポイントではないでしょうか。

そこで、ここでは、Facebook広告の種類15個と、それらの特徴、プロがよく使う種類などをご紹介します。

参考にしていただくことで、あなたに適した広告の種類を見つけることができます。

※本記事のスクリーンショットや公式ヘルプページ情報は、2018年7月時点のものです。今後のアップデートにより、画面が異なる可能性があります。

1.Facebook広告の種類と期待できる効果を整理する

最初に、これからご紹介するFacebook広告の種類に関して、全体像を整理しておきましょう。
ご紹介するFacebook広告の種類は、以下の15種類です。

・画像広告(リンク広告)
・動画広告
・スライドショー広告
・カルーセル広告
・キャンバス広告
・コレクション広告
・リード獲得広告
・電話発信
・メッセージ送信
・アプリインストール広告
・道順を表示
・クーポン広告
・投稿のエンゲージメント
・ページへの「いいね!」
・イベントへの参加を増やす

15種類、それぞれに特徴があり、期待できる効果(使われる目的)も異なります。
期待できる効果は、以下の5種類に大別できます。

・認知を獲得し、記憶に残す(ブランディング)
・興味を喚起し、知りたい欲求をかきたてる(興味関心の獲得)
・コンバージョンを獲得する(インターネット上での購入・お問い合わせなど)
・実店舗への来店を促す
・Facebook上でエンゲージメント(※)を獲得する
 ※エンゲージメントとは、「いいね!」や「コメント」「シェア」などのFacebook上で得られるユーザーからのアクションを指します。

これらの広告の種類と、期待できる効果を表にまとめました。

広告の種類と効果の表

横軸に「期待できる効果」、縦軸に「配信の難易度」を置いて、15種類をマッピングしています。

「配信の難易度」は、広告に使用する素材の準備にかかるであろう費用や時間、Facebook広告 管理画面での設定方法の難しさを加味して、あくまで私個人の考えで、「低」「中」「高」に分類しています。

且つ、プロがよく使う広告種類を緑色でハイライト表記しています。(6種類)

まず、プロがよく使う6種類からご紹介していきます。
初めてFacebook広告を配信される方であれば、この中から実践してみましょう。

2.プロがよく使うFacebook広告 6種類

それでは、プロがよく使う6種類をご紹介します。

・画像広告(リンク広告)
・動画広告
・スライドショー広告
・カルーセル広告
・リード獲得広告
・キャンバス広告

2-1.画像広告(リンク広告)

1種類目は、「画像広告(リンク広告)」です。

【画像広告(リンク広告)のポイント】
一番シンプル、且つ、最も配信の難易度も低く、幅広い目的・用途に使用できる

画像広告

「画像広告」は、1枚の画像とテキスト文、そして、CTA(コールトゥアクション)ボタンと呼ばれるボタンから構成されています。
なお、コールトゥアクションとは、「詳しくはこちら」「予約する」「お問い合わせ」などの行動を喚起させる・行動を促すようなフレーズを指します。

CTAボタンは、以下の種類から選択でき、クリックすると任意の外部サイトへ遷移させることができます。

・詳しくはこちら
・登録する
・予約する
・お問い合わせ
 など

一般的に、外部サイトには、自社のウェブサイトを設定するケースが多いので、自社のことを認知してもらう目的から、ウェブサイトでコンバージョン(お問い合わせ・予約など)、店舗への来店促進まで幅広い目的で使用できます。

なお、弊社でも、ほぼ全てのお客様が使用している広告の種類です。

2-2.動画広告

2種類目は、「動画広告」です。

【動画広告のポイント】
文字・写真では伝えられない情報を、動きと音で伝え、興味を喚起して認知を獲得できる

動画広告

画像引用:facebook business 動画広告

言わずと知れた動画広告ですが、1分間の動画には180万単語と同等の情報量があるとも言われており、テキストでは表現できない情報や魅力を伝え、短時間でユーザーに興味を抱かせ、自社を認知させることができます。

出典・引用:アメリカの調査会社フォレスターリサーチのジェームス・マクイヴィー博士

なお、Facebook公式ヘルプ内に、「動画は15秒以内が良い」 「字幕を使用する」「魅力的なメッセージを冒頭に」などの、Facebook広告動画に関するポイントが解説されていますので、ご参照ください。

参考:facebook business モバイル動画に関するアドバイス

2-3.スライドショー広告

3種類目は、「スライドショー広告」です。

【スライドショー広告のポイント】
制作費用・時間ともに抑えつつ、動きのある広告でユーザーにアピールできる

スライドショー広告

動画広告を試したいけど、制作費用・時間で断念される方もいらっしゃるでしょう。
そんなとき、スライドショー広告がオススメです。

3枚から10枚の画像があれば、Facebook広告管理画面(広告マネージャ)の中で、簡単にスライドショー、つまり、次から次へと画像が切り替わっていく広告を作成できます。
画像のスライドショーだけなく、管理画面内で、BGMも追加可能です。

動画には及びませんが、1枚だけの画像広告よりは、ユーザーの視線を惹きつける効果は高いでしょう。

2-4.カルーセル広告

4種類目は、「カルーセル広告」です。

【カルーセル広告のポイント】
1つの広告枠で最大10点の画像や動画を表示でき、ユーザーが操作することで興味を喚起できる(インタラクティブ性)

カルーセル広告

「カルーセル広告」は、表示された画像や動画を、ユーザーが横にスライドして閲覧する広告形式で、例えば、以下のような使い方が適しています。

・複数の製品を並べてアピールする
・画像にストーリー性を持たせて、左から右へスライドしていくことで、ストーリーを伝える
・1枚の横長画像(パノラマ画像)を複数枚に分けて興味を抱かせる

ひとつひとつの画像と動画には、別々のリンク先URLをセットできるので、複数の製品をアピールするときに、製品それぞれの詳細ページへ遷移させて購入・お問い合わせなどのアクションを促せます。
また、リンク先URLに、自社ウェブサイトの店舗へのアクセスページを設定することで、来店を促進できます。

カルーセル広告に関しては、別記事で詳細に解説していますので、ご参照ください。

別記事:Facebookカルーセル広告の効果や作り方・規定、ポイントまで丸ごと伝授!

2-5.リード獲得広告

5種類目は、「リード獲得広告」です。

【リード獲得広告のポイント】
Facebook広告専用の「資料請求」や「お問い合わせ」などのフォームを作成し、コンバージョンを獲得できる

リード獲得広告

「リード獲得広告」は、広告をタップしたとき、別のウェブサイトに遷移するのではなく、Facebook画面内でウェブフォームが開いて、「資料請求」や「お問い合わせ」などを獲得することができる広告形式です。
上図の例では、「資料請求」フォームを作成していますが、入力項目は任意にカスタマイズできます。

このフォームの特徴は、氏名やメールアドレスなどは、ユーザーのFacebookプロフィールに登録されている情報が、入力済みの状態となっている点です。
したがって、ユーザーとしては、氏名やメールアドレスなどを入力する手間が省けてフォーム送信しやすい環境のため、広告主としても、資料請求やお問い合わせなどを獲得できる見込みが高まります。

BtoBビジネスの企業で、ホワイトペーパーや事例集などを提供してリードを獲得する使われ方が多いです。

2-6.キャンバス広告

6種類目は、「キャンバス広告」です。

【キャンバス広告のポイント】
テキスト・画像・動画・スライドショー・カルーセルを組み合わせて作成でき、ビジネスを強くアピール&コンバージョンへも導ける

キャンバス広告

「キャンバス広告」は、スマートフォンのみで表示される広告形式で、画像広告と同じような見た目で表示されますが、広告をタップすると、スマートフォンの画面いっぱいに展開(拡大表示)されます。

画面いっぱいに展開された枠の中では、テキスト・画像・動画・スライドショー・カルーセルを組み合わせて多彩な表現ができます。

ユーザーは、展開された枠の中で、上から下へスクロールしながら情報を見ていきます。
スクロールされていく過程で、ユーザーに多くの情報を提供でき、興味を喚起させ、自社のことを深く知ってもらい、コンバージョンへと導けます。

配信するためには、Facebook広告管理画面に用意されているテンプレートに画像や動画をあてはめていくパターンと、ゼロからオリジナルでカスタマイズして作成するパターンがあります。

3.その他のFacebook広告 9種類

続いて、その他の9種類をご紹介します。

・電話発信
・道順を表示
・クーポン広告
・メッセージ送信
・コレクション広告
・アプリインストール広告
・投稿のエンゲージメント
・ページへの「いいね!」
・イベントへの参加を増やす

3-1.電話発信

1種類目は、「電話発信」です。

【電話発信のポイント】
スマートフォンで、Facebook広告から直接、電話を発信してお問い合わせを獲得できる

電話発信

「電話発信」は、「今すぐ電話」というCTAボタンを選択し、電話番号を設定することで、Facebook広告から直接、電話発信できる広告形式です。
テキスト文で「お気軽にお電話でお問い合わせください」のように、行動を喚起するフレーズを含めるのもポイントです。

「今すぐ電話」ボタン以外の画像やテキストをタップされたときには、任意のURLへ遷移させることもできます。
なお、画像ではなく動画でも使用できます。

3-2.道順を表示

2種類目は、「道順を表示」です。

【道順を表示のポイント】
ユーザーが、いま居る地点から、広告に設定した住所までの道順を表示して、来店を促進できる

道順を表示

「道順を表示」は、「道順を表示」というCTAボタンを選択し、住所を設定することで、広告をクリックしたユーザーがいま居る地点から、住所までの道順が表示される広告形式です。
店舗近隣にいるユーザーに広告を配信することで、広告をクリックしたユーザーが、いますぐ行ける距離に店舗があることを視覚的に把握できるので、来店を促進できます。

なお、「道順を表示」以外の場所をタップすると、広告に設定しているリンク先ページに遷移します。

3-3.クーポン広告

3種類目は、「クーポン広告」です。

【クーポン広告のポイント】
店舗でのキャンペーン・セールをアピールして、来店を促進できる

クーポン広告

「クーポン広告」は、キャンペーン・セールなどのクーポンを作成し、クリックしたユーザーにクーポンを表示させることができる広告形式です。
魅力的なクーポンを配信することで、多くの新規顧客獲得が見込めます。

ユーザーが、上図の青い「保存」ボタンを選択すると、以下のようなクーポンの利用を促す便利な機能もついています。

(1)ユーザーがFacebookに登録しているメールアドレス宛てに、クーポンが送信される
(2)有効期限が近づくと、ユーザーのFacebookのお知らせにリマインド表示される

なお、店舗用のクーポン以外に、ECサイト(ネットショップ)用のクーポンも作成できます。(ECサイト用のクーポンには、(1)のメール送信機能は付いていません)

また、クーポン広告に関しては、別記事で詳細に解説しておりますので、是非、ご参照ください。

別記事:Facebookクーポン完全マスター!売上拡大・新規顧客獲得に絶対オススメ

3-4.メッセージ送信

4種類目は、「メッセージ送信」です。

【メッセージ送信のポイント】
メッセンジャー(Messenger)を活用して、ユーザーとチャットを行い、コンバージョンへ導ける

メッセージ送信

「メッセージ送信」は、「メッセージを送信」というCTAボタンを設定することで、ユーザーが広告をクリックしたとき、Facebookのチャット機能である「メッセンジャー」が立ち上がり、ユーザーとチャットができる広告形式です。

メッセンジャーが立ち上がったとき、最初に表示されるメッセージは、広告主がカスタマイズできます。

チャットは、メールや電話に比べて、ユーザーとしては気軽にコミュニケーションをとりやすい機能かと思います。
メッセージを送ってくれたユーザーと、チャットのやり取りを通じて、ユーザーからの信頼を勝ち取り、コンバージョンへと導いていくことができます。

3-5.コレクション広告

5種類目は、「コレクション広告」です。

【コレクション広告のポイント】
多くの画像を並べて表示し、ユーザーの興味を惹きつけ、そのままコンバージョンへ導ける

コレクション広告

画像引用:facebook business コレクション広告

「コレクション広告」は、スマートフォンのみで表示される広告形式で、メインビジュアル(画像・動画)と4枚の画像が並んだ状態でユーザーに表示されます。

この広告をタップすると、スマートフォンの画面いっぱいに切り替わり、多数の画像を表示できます。
なお、それぞれの画像には、別々のリンク先URLをセットできます。

コレクション広告は、ECサイトで よく使われており、スマートフォンの画面いっぱいに様々な商品が並べることができるので、ユーザーの興味を惹きつけ、気になった商品をタップすると、商品詳細ページへ誘導できるので、そのまま購入へとスムーズに導けます。

他にも、ホテル・旅行関連に人気の広告形式です。

3-6.アプリインストール広告

6種類目は、「アプリインストール広告」です。

【アプリインストール広告のポイント】
Facebook広告からApp StoreやGoogle Playへ直接リンクして、アプリのインストールを促進できる

アプリインストール広告

画像引用:facebook business アプリの成長を促進する2つの方法

「アプリインストール広告」は、Facebookの「Developerサイト」というサイトにiOS・Androidアプリを登録し、「Facebook SDK」と呼ばれるプログラム(ソフトウェア開発キット)を設定することで、アプリのインストール数を計測したり、インストール数を増やすための自動最適化機能を活用できたりする広告形式です。

なお、Developerサイトにアプリを登録せず、Facebook SDKを設定しなくても、広告配信は可能ですが、インストール数の計測や自動最適化機能を活用することはできません。

3-7.投稿のエンゲージメント

7種類目は、「投稿のエンゲージメント」です。

【投稿のエンゲージメントのポイント】
Facebookページの投稿を、自社のファン以外のユーザーに一気に拡散し、「いいね!」を獲得できる

投稿のエンゲージメン

「投稿のエンゲージメント」とは、Facebookページから企業が発信した「投稿」を、Facebook広告でターゲティングしたユーザーに表示させることができる広告形式です。

Facebookページから企業が発信した投稿は、通常は、そのFacebookページを「いいね!」している・フォローしているユーザーにしか表示されません。(投稿がシェアされた場合は、「いいね!」している・フォローしているユーザー以外にも表示されます)

この投稿のエンゲージメントを活用することで、まだ自社のことを知らないユーザーにも、投稿を表示させて、「いいね!」やコメントの獲得を促進することができます。

3-8.ページへの「いいね!」

8種類目は、『ページへの「いいね!」』です。

【ページへの「いいね!」のポイント】
自社のことを知らないユーザーに、Facebookページの存在を知ってもらい、「いいね!」獲得を促進できる

ページへのいいね

『ページへの「いいね!」』は、Facebookページの「いいね!」を獲得するための広告形式です。

特に、Facebookページを新規作成したばかりで、「いいね!」が少ない企業での活用が向いています。
「いいね!」が少ない状態だと、Facebookページから投稿を発信しても、その投稿が表示されるユーザーも少ないです。

そんなとき、ページへの「いいね!」広告で、「いいね!」を増やすことで、Facebookページからの投稿も多くのユーザーに届くようになります。

なお、「いいね!」アイコン以外をクリックされると、Facebookページが表示されます。

3-9.イベントへの参加を増やす

9種類目は、「イベントへの参加を増やす」です。

【イベントへの参加を増やすのポイント】
イベント開催を多くのユーザーにアピールでき、イベントの参加者を獲得できる

イベントへの参加を増やす

「イベントへの参加を増やす」は、イベント情報を掲載した「イベントページ」というページを作成し、広告として配信する広告形式です。
イベントページには、「興味あり」「参加予定」というボタンが設置されており、どちらかを選択したユーザーのFacebookカレンダーにイベントが登録されます。

また、「興味あり」「参加予定」のどちらかを選択したユーザーだけを対象にして、別の広告を配信することができるようになります。
例えば、「興味あり」「参加予定」のどちらかを選択したユーザーだけに、当日、イベント会場で使えるクーポン広告を配布して来場の背中を一押しする、のように活用できます。

4.Facebook広告の事例を体感する手法

ここまで、Facebook広告の種類を15個ご紹介してきました。
主に、画像とテキストでご紹介してきましたが、「実際に広告を体感してみないとイメージがわかない」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、最後に、「Facebook広告の事例を体感する手法」をご紹介します。

事例を体感とは、どういうことか?
それは、Facebookの「クリエイティブハブ」というツールに公開されている広告事例をスマートフォンで体感できる、ということです。

4-1.自分のスマートフォンで閲覧・体感できる

Facebookのクリエイティブハブには、「インスピレーション」というメニューがあり、そこには、実際に配信された広告が公開されています。

インスピレーション

画像引用:facebook クリエイティブハブ

Facebookアカウントをお持ちの方であれば、誰でも、無料で閲覧することができます。
また、「モバイル機器に送信」という機能があり、自分のスマートフォンで実際の広告を閲覧・体感できるので、広告を検討する上で参考になります。

自分のスマートフォンで体感してみることで、例えば、以下のような気付きを得られるでしょう。

・カルーセル広告は、こうやって動くのか
・キャンバス広告は、こういう使い方(見せ方)もあるのか
・スライドショー広告は、スライドのスピードが違うと印象が違うな

4-2.広告事例を閲覧する手順

それでは、クリエイティブハブの「インスピレーション」から、広告事例を閲覧する手順をご紹介します。

個人のFacebookアカウントの右上にある「▼」マークをクリックして、「広告を掲載」を選択。

広告を掲載を選択

左上にある 横棒三本 をクリックすると、メニューが展開されるので、その中から「クリエイティブハブ」を選択。

クリエイティブハブを選択

画面上部にあるメニューから、「インスピレーション」をクリック。

インスピレーションを選択

この後、画面に広告事例が表示されますので、見たい広告をクリックすると閲覧できます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは、Facebook広告の種類15個をご紹介しました。

・画像広告(リンク広告)
・動画広告
・スライドショー広告
・カルーセル広告
・キャンバス広告
・コレクション広告
・リード獲得広告
・電話発信
・メッセージ送信
・アプリインストール広告
・道順を表示
・クーポン広告
・投稿のエンゲージメント
・ページへの「いいね!」
・イベントへの参加を増やす

Facebook広告を配信する上で、ご紹介した それぞれの特徴が参考になりましたら、幸いです。