Facebook広告用語21個 | 必須の用語を短時間で習得できる用語集

Facebook広告には、数多くの専門用語が登場します。

以下の公式ヘルプページ「広告用語集」には、290個の用語が紹介されています。(20187月末時点)

参考:facebook business 広告用語集

facebook公式用語集

290個すべてを暗記する必要はなく、わからない用語は、その都度、検索して調べれば良いでしょう。
しかし、Facebook広告を使いこなす過程で、必ず登場する用語も多数あります。

そこで、ここでは、Facebook広告を配信するうえで、まず覚えておくべき・理解しておくべき用語21個を厳選して、ご紹介していきます。

あなた自身がFacebook広告を配信されるのであれば、本記事を読んでいただくことで、短時間で必要な用語を習得でき、業務で役立ちます。
また、広告代理店に委託している方は、本記事を読んでいただくことで、広告代理店との連携において用語で躓くことが少なくなり、スムーズになるでしょう。

※本記事のスクリーンショットや公式ヘルプページ情報は、20187月時点のものです。今後のアップデートにより、画面が異なる可能性があります。

必須のFacebook広告用語21個を5カテゴリに分ける

本記事でご紹介するのは、私がFacebook広告を配信してみて、これだけは必ず覚えておいた方が良いと感じている用語です。

用語を、Facebook広告を始める段階から、配信の設定や効果計測、そして、配信後のパフォーマンスチェックにおける段階まで、5つのカテゴリに分けて、分かりやすく解説していきます。

1.Facebook広告を配信するために必要な要素の用語
2.Facebook広告を構成する要素に関する用語
3.Facebook広告の配信設定に関する用語
4.Facebook広告の効果計測(トラッキング)に関する用語
5.Facebook広告のパフォーマンスに関する用語

このように、段階毎に整理して学んでいくことでイメージしやすいはずです。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

1.Facebook広告を配信するために必要な要素の用語

1つ目のカテゴリは、「Facebook広告を配信するために必要な要素の用語」です。
ここでは、下記の2つを解説します。

1-1.Facebookページ
1-2.広告マネージャ

これら2つは、Facebook広告を配信するうえで、必須となる要素です。

1-1.Facebookページ

Facebookページ」とは、企業・組織、非営利団体、著名人などが自身のブランドをアピールするために作成できる無料のページ(アカウント)のことです。

企業の場合であれば、Facebookページのファン(いいね!やフォロワー)を増やして、ファンとの関係性を構築し、お問い合わせ・購入などにつなげていくのが一般的な目的です。

Facebook広告を配信するためには、Facebookページが必須となっています。
また、Facebookページを作成するためには、Facebookの個人アカウントが必要です。

参考:Facebookページの作成に必要なもの

1-2.広告マネージャ

「広告マネージャ」とは、Facebook広告を管理するための管理画面のことです。
したがって、Facebook広告を配信するうえで、広告マネージャを必ず使用します。

広告マネージャは、Facebook画面の右上、▼マークをクリックして、「広告を掲載」を選択すると、表示できます。

広告マネージャへのアクセス手順

2.Facebook広告を構成する要素に関する用語

2つ目のカテゴリは、「Facebook広告を構成する要素に関する用語」です。
ここでは、下記の3つを解説します。

2-1.キャンペーン
2-2.広告セット
2-3.広告

タイトルの通り、これら3つは、Facebook広告を構成する要素の名称で、下図のような階層の構造になっています。
左側が構成、右側がそれぞれの要素の中で設定する主な項目です。

facebook広告の構成

なお、Facebook広告を設定していくとき、「キャンペーン」⇒「広告セット」⇒「広告」の順番で設定していきます。

2-1.キャンペーン

「キャンペーン」とは、Facebook広告を配信する目的「広告の目的」を設定し、「広告セット」と「広告」を格納する階層(箱)のことです。

2-2.広告セット

「広告セット」とは、以下のようなものを設定する階層(箱)のことです。

予算
オーディエンス(広告を配信するユーザー群)
配置(広告を配信する場所)
広告配信の最適化対象
請求のタイミング(課金方式) など

2-3.広告

「広告」とは、広告セットで設定した 広告を配信するユーザー群に対して表示させる広告のことです。

広告は、画像や動画、テキスト、リンク先URLなどを組み合わせて作成します。

なお、別記事でFacebook広告の種類を解説していますので、ご参照ください。

別記事:Facebook広告の種類15個を解説!期待できる効果別の一覧表付き

3.Facebook広告の配信設定に関する用語

3つ目のカテゴリは、「Facebook広告の配信設定に関する用語」です。
ここでは、下記の7つを解説します。

3-1.広告の目的
3-2.予算
3-3.オーディエンス
3-4.配置
3-5.広告配信の最適化対象
3-6.請求のタイミング
3-7.CTAボタン

3-1. は、「キャンペーンで」で設定、3-2.3-6. は、「広告セット」で設定、3-7. は、「広告」で設定します。

3-1.広告の目的

「広告の目的」とは、Facebook広告で達成したいビジネス目標のことです。

「広告の目的」には、下記の13種類あり、キャンペーン単位で設定します。

・ブランドの認知度アップ
・リーチ
・トラフィック
・エンゲージメント
・アプリのインストール
・動画の再生数アップ
・リード獲得
・メッセージ
・コンバージョン
・カタログからの販売
・来店数の増加

例えば、以下のように、達成したいビジネス目標に近い「広告の目的」を選択します。

・ウェブサイトのコンバージョン(予約や資料請求など)を増やしたい場合は、「コンバージョン」を選択
・新サービスの認知を獲得したい場合は、「ブランドの認知度アップ」を選択
・アプリのインストールを増やしたい場合は、「アプリのインストール」を選択
・実店舗への来店客を増やしたい場合は、「来店数の増加」を選択

キャンペーン単位で設定しますので、「コンバージョン」と「来店数の増加」を達成したい場合は、キャンペーンを2つ作成する、ということになります。

また、選択した「広告の目的」によって、以下の項目・要素が決まる仕様になっています。

・配信できる広告の種類(フォーマット)
・配置(広告を配信する場所)
・請求のタイミング(課金方式)
・広告配信の最適化対象

なお、「広告の目的」は、広告マネージャで一番はじめに設定します。

▼広告マネージャの「キャンペーン」設定画面

広告の目的設定画面.

3-2.予算

「予算」とは、Facebook広告で使用する広告費を設定する項目のことです。

「予算」には、以下の2種類があり、「広告セット」で設定します。

1日の予算

例えば、1日に1,000円まで使用OK、という設定をします。

通算予算

例えば、81日~15日の期間で30,000円まで使用OK、という設定をします。

3-3.オーディエンス

「オーディエンス」とは、広告を配信するユーザー群、もしくは、広告配信から除外するユーザー群のことです。

「オーディエンス」には、大きく分けて3種類あり、「広告セット」で設定します。

・コアオーディエンス
・カスタムオーディエンス
・類似オーディエンス

コアオーディエンス

コアオーディエンスとは、主にユーザーがFacebookに登録している情報に基づくターゲティング種別です。

▼コアオーディエンスで設定できる情報一例

コアオーディエンス一例

これらの情報を使用することで、以下のようなユーザー層をターゲティングできます。

・千葉県に住んでいる40歳以上の男女
・東京都世田谷区に住んでいる30代女性、既婚
・大阪府に住んでいる30代男性、ダイエットに興味がある など

「千葉県に住んでいる40歳以上の男女」のように、少し広めのユーザー層を設定して、多くのユーザーに自社のサービス・商品を認知させたり、「●●に興味がある」などを追加して、自社のサービス・商品に興味を抱いてくれそうなユーザー層に絞り込みをかけたりすることもできます。

カスタムオーディエンス

「カスタムオーディエンス」とは、過去に自社と何かしらの接点があったユーザーをターゲティングできる種別で、コンバージョンを獲得する目的に適しています。

「何かしらの接点があったユーザー」とは、例えば、以下のような接点を指します。

・自社のFacebookページにアクセスしたことがある人
Facebookに投稿した動画を再生した人
・自社ウェブサイトのウェブフォームの入力ページを閲覧したけど離脱してしまった人
・自社の顧客データベースに入っている人 など

このようなユーザーは、自社を認知済み、且つ、自社のサービスや商品に興味・関心を示してくれた可能性が高いです。

カスタムオーディエンスを活用することで、上記のように興味・関心を示してくれたユーザーだけを狙って、コンバージョンへ導くための広告(魅力的なオファー)を、効率よく配信できます。

類似オーディエンス

「類似オーディエンス」とは、カスタムオーディエンスで設定したユーザーと、年齢・性別や興味・関心などが共通の特徴を持った別のユーザーをターゲティングできる種別で、新規見込み客の獲得を狙っていく目的に適しています。

例えば、以下のようなユーザーをターゲティングできます。

・自社の顧客データベースに入っている人たちと、似たような特徴を持つ別のユーザー
・自社ウェブサイトのウェブフォームを送信完了した人たちと、似たような特徴を持つ別のユーザー

類似オーディエンス

このようなユーザーは、既存顧客や、自社のウェブサイトでコンバージョンした人たちと共通の特徴を持っているので、比較的、自社のサービス・商品に関心を持ってくれる可能性が高いです。

したがって、優良な新規見込み客を獲得していく目的の場合に、非常に有効なターゲティング種別です。

なお、オーディエンスの活用法に関して、別記事で詳細に解説していますので、ご参照ください。

別記事:成果を増大させるFacebook広告のターゲティング秘策3

3-4.配置

「配置」とは、広告を配信する場所(広告が表示される場所)のことです。

「配置」には、主に以下の6種類があり、「広告セット」で設定します。

(1)Facebook内のデスクトップニュースフィード
(2)Facebook内のデスクトップ右側広告枠
(3)Facebook内のモバイルニュースフィード
(4)Instagram(フィード、ストーリーズ)
(5)Messenger
(6)オーディエンスネットワーク(※)
 ※オーディエンスネットワークとは、Facebook社と提携しているモバイルアドネットワークのことです。

配置

3-5.広告配信の最適化対象

「広告配信の最適化対象」とは、Facebook広告に備わっている広告配信の最適化機能を活用するために選択する項目のことです。

「最適化」とは、どのような機能なのか? 例えば、以下のようなケースになります。

■例1 「コンバージョン」という最適化対象を選択した場合
Facebookのシステムが、広告セットで設定したオーディエンスの中でも、コンバージョンする可能性が見込めるユーザーに優先的に広告を配信してくれます。

■例2 「動画の10秒再生数」をいう最適化対象を選択した場合
Facebookのシステムが、広告セットで設定したオーディエンスの中でも、動画を視聴している傾向が強いユーザーに、優先的に広告を配信してくれます。

「広告配信の最適化対象」は、【3-1.広告の目的】で解説した通り、選択した「広告の目的」によって変化し、「広告セット」で設定します。

▼「広告配信の最適化対象」選択画面 一例

最適化対象の選択

「広告の目的」によって変化しますが、通常は、「推奨」と表記されている最適化対象を選択します。
Facebookのシステムが、「あなたの選択したビジネスの目標(広告の目的)を達成するためには、いま設定している広告セットでは、これが推奨ですよ」と言っているものが、「推奨」と表記されています。

3-6.請求のタイミング

「請求のタイミング」とは、課金方式のことを指します。

「請求のタイミング」には、以下の6種類があり、「広告セット」で設定します。

1)クリック課金
2)インプレッション課金
3)動画の10秒再生課金
4)動画の2秒以上の継続的な再生課金
5)アプリインストール課金
6)ページへの「いいね!」課金

これらは、「広告の目的」と「広告配信の最適化対象」によって、選択できる種類が決まってきます。

なお、課金に関しては、別記事でもご紹介していますので、ご参照ください。

別記事:3.Facebook広告の課金の種類と選び方

3-7.CTAボタン

CTAボタン」とは、「Call To Action(コールトゥアクション)ボタン」の略で、「購入する」「詳しくはこちら」「予約する」などの行動を促すボタンのことです。

▼「カルーセル広告」という種類の広告で設定した例のCTAボタン

CTAボタン

ご覧の通り、「CTAボタン」は、「広告」とセットで設定します。
作成する「広告」によって、選択できる「CTAボタン」も変わってきますが、代表的なものには以下のようなボタンがあります。

・お問い合わせ
・購入する
・予約する
・登録する
・ダウンロード
・詳しくはこちら
・申し込む

広告をクリックしたユーザーが、リンク先ページで起こすアクションがイメージできる適切なボタンを選択するのが一般的です。

■例
・ネットショップでの購入を増やしたい場合は、商品の画像と「購入する」ボタン
・英会話教室が受講者を増やすために、無料体験をアピールする広告を作成した場合は、「お問い合わせ」ボタン
・実店舗への来店数を増やすために、クーポンを配布してアピールする広告を作成した場合は、「クーポンを入手」ボタン

4.Facebook広告の効果計測(トラッキング)に関する用語

4つ目のカテゴリは、「Facebook広告の効果計測(トラッキング)に関する用語」です。
ここでは、下記の3つを解説します。

4-1.コンバージョン
4-2.カスタムコンバージョン
4-3.Facebookピクセル

4-1.コンバージョン

「コンバージョン」とは、直訳すると「転換」や「変換」といった意味ですが、Facebook広告に限らず、インターネットの分野では、ウェブサイト上で獲得できる最終的な成果のことを指します。

例えば、「商品の購入完了」 「資料請求の申し込みフォーム送信完了」 「お問い合わせフォームの送信完了」 「無料体験への登録完了」などが該当します。

4-2.カスタムコンバージョン

「カスタムコンバージョン」とは、何をコンバージョンとして定義するのか、を設定するメニューのことです。

▼広告マネージャ 「カスタムコンバージョン」の設定画面

カスタムコンバージョン

上図の例だと、以下のタイミングでコンバージョンが1件とカウントされるように設定しています。
1番:特定のページが画面の半分までスクロール(50%スクロール)されたとき
2番:お問い合わせフォームが閲覧されたとき
3番:特定のウェブフォームが送信完了されたとき

カスタムコンバージョンをセットすることで、配信した広告が何件のコンバージョンを獲得できていて、効果が良いのかどうか、を判断することができます。

なお、カスタムコンバージョンを設定するためには、後述するFacebookピクセルを設置する必要があります。

また、「コンバージョン」はインターネット分野全般で使用されますが、「カスタムコンバージョン」はFacebook広告オリジナルのメニュー・呼び方です。

4-3.Facebookピクセル

Facebookピクセル」とは、ウェブサイトに設置するJavaScriptコードのことです。

「設置」とは、ウェブサイトのHTMLJavaScriptコードを記述したり、タグマネージャを活用して設定したりすることを指しています。

Facebookピクセル」を設置することで、以下の機能を活用することができます。
1)カスタムコンバージョンを設定できる
2)リターゲティングが使用できる

1)カスタムコンバージョンを設定できる

1つ目は、【4-2.カスタムコンバージョン】でご紹介したカスタムコンバージョンを設定できるようになることです。

2)リターゲティングが使用できる

2つ目は、リターゲティングが使用できるようになることです。

リターゲティングとは、Facebookピクセルを設置したウェブサイトに訪問した人が、Facebookを利用しているときに広告を配信する、または配信対象から除外する手法のことです。

▼リターゲティングのイメージ図

リターゲティング

3-3.オーディエンス】でご紹介した「カスタムオーディエンス」の1種類に該当し、以下のようなユーザー群に広告を配信する、または配信しない、という設定ができます。

■リターゲティング使用例
・ウェブフォームの入力ページを閲覧したけど離脱してしまった人に、広告を配信する
・商品Aと商品Bの両方のページを閲覧した人に、広告を配信する
・資料請求フォームを送信完了した人には、広告を配信しない

5.Facebook広告のパフォーマンスに関する用語

5つ目のカテゴリは、「Facebook広告のパフォーマンスに関する用語」です。
ここでは、下記の6つを解説します。

5-1.結果
5-2.リーチ
5-3.インプレッション
5-4.消化金額
5-5.単価
5-6.フリークエンシー

これらは、広告を配信した後に、広告マネージャで、広告のパフォーマンスをチェックする過程で頻出する用語です。

5-1.結果

「結果」とは、Facebook広告で達成しようとしている目的に対して、得られた成果のことです。

「結果」は、「広告の目的」と「広告配信の最適化対象」に連動して、例えば、以下のように変化します。

■例1
広告の目的:コンバージョン
広告配信の最適化対象:コンバージョン
結果に反映される成果:コンバージョン数

■例2
広告の目的:トラフィック
広告配信の最適化対象:リンクのクリック
結果に反映される成果:リンクのクリック数

広告マネージャでは、下図の例のように、「結果」列があり、それぞれの広告セットでは、「何が結果として、この列に含まれているのか」が表示されています。

▼広告マネージャ 「広告セット」の階層で「結果」を見たときの画面一例

結果

広告セットだけなく、キャンペーンと広告単位でも「結果」を確認できます。

5-2.リーチ

「リーチ」とは、広告を見たユーザーの人数のことです。

「インプレッション」と混同されがちですが、以下の違いがあります。

Aさんが同じ広告を2回見た場合、「リーチ」は1、「インプレッション」は2、とカウントされます。

5-3.インプレッション

「インプレッション」とは、広告が画面に表示された回数のことです。

5-4.消化金額

「消化金額」とは、使用した広告費のことです。

5-5.単価

「単価」とは、1件の「結果」を獲得するために使用した広告費のことです。

つまり、「消化金額」÷「結果」で算出されます。

例えば、複数の広告を同時に配信していた場合、「単価」が一番安い広告が、パフォーマンスが良い・費用対効果が高い、ということになります。

5-6.フリークエンシー

「フリークエンシー」とは、同じ人に広告が何回表示されたのか、という回数のことです。

1人の人が広告を見た回数なので、「インプレッション」÷「リーチ」で算出されます。

フリークエンシーが増加してきた場合、つまり、同じ人に何回も広告が表示されてしまっている場合、広告が飽きられてしまって、「結果」が悪くなっていくケースがあります。
その場合は、オーディエンスや広告自体を変更する施策をとります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

必須のFacebook広告用語21個を、カテゴリ別にご紹介してきました。

Facebook広告に限らず、広告特有の用語を理解することは、その広告を使いこなすための第一歩です。
実際にFacebook広告を配信していくと、様々なケースに遭遇し、ここでご紹介した21個以外に、新しい用語をどんどん目にしていくことでしょう。

最初は大変ですが、焦らずに、Facebook広告を理解していき、運用できるように頑張りましょう。