あなたの歯科医院が選ばれる! 低予算から始めるネット集患方法を解説

集患を考える歯科医師たち

「コンビニよりも多い」と枕詞のように言われる歯科医院の数ですが、実際に近隣地域に競合歯科が多く集患に悩まれている先生は多くいらっしゃいます。

スマホ普及率が7割を超える今、歯科の集患もネットをどう効果的に利用していくかがカギとなっています。今回の記事では歯科集患におけるネット活用を中心にご紹介していきます。

ホームページ・ネット広告などで集患に向けての施策をとっていてもイマイチ効果を感じられていない・・・そう思われているなら、今回の記事でいまいちど自院の方策を見直してみましょう。

1. ネット活用が成功のカギ

なぜ歯科の集患にネット活用が重要となってくるのでしょうか。ここで3つのポイントを押さえておきましょう。

歯科集患でネット活用のメリット

1-1. 患者の情報収集はネットが主流

今や全世代でスマホの利用率は7割以上と言われています。人はモノ・サービスを検討する際にまずはネット検索をする時代、患者が歯科を探す際も例外ではありません。そのため、歯科の集患もネット集患が中心になってきました。

ネットで患者が地元の歯科を検索した場合、自院のホームページが表示されなければもはや存在しないのも同然、検討にも上がらなくなってしまいます。

また、そのホームページがわかりにくいものであったり、更新がされていなければ歯科医院自体の信頼を落とすことにもつながりかねません。それほど今や歯科医院のネット対策は重要なのです。

1-2. ネット集患の重要性

歯科集患でネット利用のメリット

日本歯科医師会の調べでは、「現在、治療中」の人の8割以上が治療に満足しており、その決め手としては下記3点が挙げられています。

  • 丁寧
  • 時間通りの診療
  • 治療前のわかりやすい説明

また、歯科医院に求めることは以下3つのポイントとしています。

  • 設備
  • 清潔さ
  • スタッフの丁寧な態度や清潔さ

引用元:【歯科医療に関する一般生活者意識調査】公益社団法人日本歯科医師会 

「丁寧な診察」、「スタッフの丁寧な態度や清潔さ」は日々の診療で心がけているところかと思います。

上記ポイントで「時間通り」の診察に関しては、待ち時間が短いことがベネフィットとしてあげられます。そして、自分の取りたい時間にスムーズに予約を取れるネット予約システムの対応もニーズが高くなっています。

1-1.でも述べましたが患者は事前に「治療前のわかりやすい説明」、歯科医院の「設備」「清潔さ」を求めてネットで検索し情報を集めているのです。

ここで患者に自院にきてもらうためにはネット対応が欠かせないということがお分かりいただけたかと思います。

1-3. ネット集患のメリット

では従来からの、看板、ポスティング・チラシ、電車・バスなどの交通機関での広告、電話帳広告などの方法と違いネットを使った集患はどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず、予算をかけずに取り組むことができ、集患の効果を期待できるという点があります。

従来型の広告の場合、多くの方の目には留まりますが、期間限定で掲載費用も高くなる傾向があります。屋外の看板設置も維持費がかかります。チラシやポスティングは反響率が0.1%と言われており、歯科医院近隣に配布したとしてもあまり効果を感じられない結果に終わることも考えられます。

ネット集患のメリットには下記のような点が挙げられます。

  • 自院のホームページは一度作ってしまえば、あとのメンテナンスは運用費用を抑えることも可能
  • ネット集患で役立つブログ・Googleマイビジネス・SNSは無料で始めることが可能
  • ネット広告では「歯科+地域名」と検索する患者に対しピンポイントで広告を打つことができる
  • ブログに歯にまつわる役立つ情報・予防歯科の重要性などを更新することで、虫歯になっていない患者(潜在顧客)に対して歯科利用を訴求することができる(潜在顧客の取り込み)

詳しいネット集患方法については3章でご紹介していきます。

2. 低予算で始めるネット集患の方法

まずは予算をかけずにはじめられるネット集患の方法を紹介していきます。

2-1. ブログ 

歯科集患にブログは役立つ

ブログは無料でも始めることができる集客ツールです。ブログはネットで公開できる日記風記事のことです。ホームページは業者に頼むなど更新に手間や費用がかかりますが、手軽に費用をかけず更新できるのがブログのメリットといえます。

ブログは、ただ院長やスタッフの日記的に使っては集患につながりません。このブログに虫歯予防や歯周病予防に関する役立つ情報、お役立ち情報(コンテンツ)などを更新していきます。記事を読んだ患者がこの歯科に任せたいと思わせる記事を掲載することが大切です。

先の日本歯科医師会の調べでも、「歯科医療に対する生活者の関心度は非常に高いが、詳しく知っている人は少ない」とあります。

つまり意識は高いものの(検索ニーズがある)、実際に歯科医療に関する正しい知識を持っている(それに応えるコンテンツ)はまだまだ少ないといえるのです。

歯科疾患と全身の健康との関わりについて影響が知られていない例:

  • 「歯周病」
  • 「低体重児出産や早産」
  • 「血糖値を下げる妨げ」
  • 「肺炎」
  • 「脳卒中」
  • 「心臓疾患」

ブログを更新し続けることで、歯に関するキーワードで検索した際にあなたの歯科が上位に表示され、患者から見つけてもらいやすくなります。

●ブログから集患への誘導

こうしてブログを見に来たお客様から問い合わせ・資料請求・事前相談してもらうよう誘導していきます。そのためにブログ記事の最後にCTA(call-to-action)と呼ばれる電話やメールでのお問合せを喚起するリンク・バナーを設置します。

こうしてブログの読者が、あなたの歯科へ問合せをして見込み客の獲得につながっていきます。

これは時間と労力が必要な作業といえます。はじめから検索結果の上位表示にこだわると、焦りが生じ長続きしません。まずはお客様にニーズによりそう記事の内容を充実させていくことに注力していきましょう。

なお、2018年に改正された「医療広告に関するガイドライン」では歯科医院のブログもその対象になりますので注意しましょう。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

「2018年改正!医療広告ガイドラインで歯科が特に気を付けたい事まとめ」

2-2. Googleマイビジネス・Googleマップ・MEO

GMBは歯科集患に役立つ

Googleマイビジネス(GMB)は、企業や店舗の住所・営業時間・電話番号・写真などを表示できるGoogleが無料で提供する集客ツールです。クリニック・医院・診療所なども対象となります。

Googleで患者が検討している歯科医院を検索します。すると検索結果の横のパネル(ナレッジパネル)に歯科情報がでてきます。じつはこのGoogleマイビジネスは自院で管理することができます。

GMO例
弊社のGoogle マイビジネスの例

また、患者が「歯科+地域名」とGoogleで検索した際に、検索結果の表示でGoogleマップと共に地域の歯科医院のリストが表示されます。ここで表示されるのがGoogleマイビジネスの情報です。

歯科GMBの例

ホームページは持っていても、このGoogleマイビジネスを整備していないという歯科もあるのではないでしょうか。Googleで検索する人は多いですし、Googleマイビジネスが更新・管理されていればGoogleマイビジネス対応をしていない他の歯科と差別化をはかることができます。

Googleマイビジネスとは何か、どのように管理すればいいか詳しくお知りになりたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

『Googleマイビジネスの料金は?無料の機能で集客を増やす対策6つ』

Googleマイビジネスの代行をする業者もあります。時間がない、ネットの知識に自身がないという方は業者に依頼するのも手です。

『Googleマイビジネスの代行を依頼する前に知っておくべき基本情報』

費用をかけて検索上位を狙いたいなら検索広告を出すのも有効です。

『Googleマップの広告・ローカル検索広告で競合に勝つ3つのポイント』

2-3. Facebookページ

Facebookは歯科集患に有効

無料で利用できるSNSの中でも、歯科の集患でおすすめなのはFacebookページです。

他のSNSと比べFacebookの特性は以下のようになっています。

  • 中高年が多く、実名登録が基本
  • 企業HPとしての機能も完備
  • WEB検索上位に表示されやすい

参考記事:『SNSで効果的な集客とは?Facebook、Twitter、インスタを使い分け!』

このように信頼度が高いFacebookは歯科の集患に向いていると言えます。

Facebookではビジネス向けのFacebookページを作成することができます。このページでは、自院の連絡先の電話番号、診察時間、所在地、お知らせなどを掲載できるのでホームページのように活用することも可能です。

また、Facebookでは費用を出して広告も出せますし、Facebookインサイトという無料の分析ツールでページの「いいね!」回数、投稿の表示回数などを分析することもできます。このように集患に関して一歩進んだ使い方をすることができるのもFacebookをお勧めする理由になります。

3. 予算をかけて行うネット集客

ある程度予算を掛けて行うネット集客について次に取り上げていきます。

3-1. ホームページ

歯科集患にホームページは重要

まずはネット集客に欠かせないホームページについてです。ホームページはネット検索からきたお客様が一番初めに見る自社の顔ともいえるものです。

多数ある歯科医院の中から患者自院を選んでも来てもらうためには、自院の特色・得意とする治療をわかりやすく伝えるホームページであることが重要です。

また治療を必要としている患者が探している情報(料金・アクセス)にいち早くたどり着けるサイト構造にする必要があります。またスマホ表示でもわかりやすく表示されることが肝心です。

こうしたホームページ作りには専門知識が必要になるので、やはりある程度費用をだして業者に制作を依頼するのがよいでしょう。

ですが、ただ費用をかけてホームページを作成すればそれで終わりというわけでなく、ホームページの更新を続けることも重要です。更新をされていないホームページでは患者の第一印象も悪くなり、また重要であるネット検索で上位に表示されなくなります。

更新費用を含むホームページの運用のしやすさまで考えて業者を選定しましょう。

3-2. リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleYahoo!でキーワードを検索すると検索結果の上位に表示される広告のことです。

歯科集患にリスティング広告は効果的

入札形式になっており、ここまで出していいという広告費用の上限を設定しておきます。検索結果が表示される際に、単価が高い設定の広告が画面の上位に表示される仕組みです。広告が1回クリックされるとそこで設定した広告費用が課金されるのです。

歯科を検討される患者は、まずは自宅や職場近くなど通いやすい地域を検索すると思われるので「歯科+地域名」で広告を出します。このようにピンポイントで患者に対して広告を打てるのでリスティング広告は費用対効果が高いと言えます。

リスティング広告は自分で出稿することも可能ですが、こういった検索キーワードの選定にはある程度知識が必要となります。広告代理店に任せた方が費用はかかりますが、かえって効果が出やすいとも言えます。1ヶ月5万円程度から広告を代行してくれる代理店もあるので、あまり予算をかけられないなら専門の業者に任せましょう。

 4. 改善のサイクルが重要

PDCAは歯科集患に重要

ネット集客はしっかりと分析しそれをホームページ・ブログの運営、顧客対応の向上に役立てていくことが重要です。ただ単にリスティング広告を打ったから、ブログを始めたから、といった理由で集患・増患しているわけではありません。

なぜそれが集患につながったのかを分析し、良かったものは継続し、効果のなかったものは改善していくことを継続することがネット集患では重要となってきます。

この分析に便利なツールなのがGoogle社が無償で提供しているGoogleアナリティクスです。これを使うと下記のような情報がわかります。

  • 訪問者数
  • 閲覧ページ数
  • 滞在時間・訪問回数・訪問頻度
  • 訪問者のサイト内移動経路
  • 訪問者の検索キーワード
  • 訪問者の来訪前の経由サイト

など・・・・

このツールを使いどのページにアクセスが多かったのか、反響があったページはどれか、検索が多いキーワードはどれか、など分析をしてより集客できるホームページ、ブログにしていきます。

詳しくは下記の記事を参考に自院のサイトを分析してみましょう。

『Googleアナリティクスとは?専門用語を使わず、やさしく解説』

まとめ

今回に記事ではネットの活用を中心に歯科の集患方法について解説しました。比較的低予算で始められるものから、予算をとって行うものまで様々な方法を取り上げています。まだ取り入れていないネット集患の施策があればぜひ取り入れて増患につなげましょう。